【最近行き詰まってる人へ】「また、必ず会おう」と誰もが言った。

久しぶりに
 
 
小説を読みたくて手に取った。
 
 
 
 
最近行き詰まってる人、ちょっと本でも読んで泣きたいと思ってる人におすすめ。

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ふとした嘘から始まった高校生の長距離帰宅劇。
東京から福岡に帰るまでにたくさんの人に助けてもらい、
人としての在り方を教えてもらいながら、主人公が成長していく姿が描かれている。
 
助けてくれる人は一人一人個性が強い。
 
 
”人間は人が喜ぶことをした時に、自分も同じ喜びを得ることができるんだ”
 
そう教えてくれた警察官の太田さんは、昔、友達を裏切ったことを深く悔いていた。
 
 
”なあ、兄弟。誰が何と言おうと、おまえの人生はおまえのもんや。
誰かがやれと言うたからやる。やるな、と言うたからやらん。
そういう生き方をして、
おまえは、自分の人生の責任を
ちゃんと自分でとる自信はあんのか?”
 
そう教えてくれたトラック運転手の柳下さんは、怒鳴り散らして出て行ってしまった娘さんに本当の気持ちをまだ伝えられていなかった。
 
決して思い通りなことばかりでなかった人生を
自分の足で歩いてきたから、
その言葉に重みがある。言葉が次第に主人公の一部になっていく。
 
 
そんなことわかってるよ、って言いたくなるけど、
 
いつも忘れそうなこと、
 
目をそらしがちなこと、
 
 
そんなことを教えてくれる一冊。
 
ご一読あれ!