アメリカ在住の同級生に会ってきた。お前を見てるとヒリヒリする② ヤツから学んだこと。
中学の同級生いたるが、今までどんな生活を送ってきたかはこちらを見ていただくとして…
今回はヤツから学んだこと。
きっかけ次第で人は変わる。でも、チャンスを掴めるかは自分次第。
いたるにとってのター二ングポイントは、間違いなく大学をアメリカに選んだこと。当時は僕よりも英語ができなかったに違いない。でも、父親にチャンスを与えられ、しっかり掴んだ。それが何よりすごい。英語に強烈に苦手意識のある僕ならきっと掴めなかった。
月並みではあるが、やってきたチャンスをものにできるか、で人は変われるのだと思う。ただ何となく国立大学に行き、院まで通っても大学で得たこと、学んだことは少ない。
大学で日本と差がつくアメリカ教育。
ヤツ曰く、アメリカと日本の学生で差がつくとすれば、大学生活だそう。特に数学に関して。(高校まで日本にいたからそう思うというのは否めないが。)
少し意訳して話をまとめると、こんなことを言っていた。
「(数学に関しては、)日本の高校のレベルって高い。今、アメリカの大学で習ってることって、日本の高校で習った範囲だし。日本と違って、一つの型にはまらず多角的な視点から考えないといけないけど。
日本の問題は、大学生が勉強するために大学に通っていない人が多いこと。」
なるほど。加えて言えば、自分が将来どんなフィールドで活躍したいか、を思い描いて大学で勉強している人が日本には少ないのだと思う。
世界は広い。フィールドは何も日本だけじゃない。
ヤツはアメリカでの就職、日本での就職の両方を考えているそう。ただ就労ビザ取得は難しいらしく、一度は日本で働くかもといいながらも、アメリカで働きたい気持ちは強いらしい。
日本で生まれ育ち、日本で就活をした僕はそもそもアメリカで働くという選択肢が最初からなかった。いずれ海外でも働いてみたいなとは思いつつも。
加えてヤツに学んだのは、会社という枠組みの中で結果を、というより、自分が今後何に取り組んでどう結果を出していくか、に重きを置いているところ。そのためにどの会社でキャリアを積んでみようか、と言った感じ。会社と自分の前後関係が思いっきり逆だった。
しかも、会社に入る前から世界に通用する技術を生み出すことを考えている。とにかくスケールがデカいし、視座が高い。
他にも感じた。日本とアメリカの違い。
日本とアメリカって何が違う?と聞いた時に印象的だったこと。
アメリカ
・スピード感がある。アイディアを思いついたら、すぐ形にしようとする。
・手がけている事業が明確でわかりやすい。技術を一貫して突き抜けるまで磨き、勝負しようとする。
日本
・アイディアを形にしようとする人がそもそも少ない。
・一つの会社で手がける事業は多岐にわたり、技術で勝負していくアメリカと比べると何をしている会社なのかがわかりづらい。
これも聞いていて感覚的に確かにと思った。数値的な裏付けはないけれども、以前SHOWROOMの前田さんが「トヨタ以降、ここ50年は日本発の世界を圧倒する企業や事業を生み出せていない」と言っていたのを思い出した。上記のようなある種の国民性も関係あるのかもしれない。
以上!
アメリカ在住の同級生から学んだことでした。